子どもを考えているみなさん、初めは何をどう始めていいのか分からない人もいるのでは?
妊活って一言で言っても何をどうすれば妊娠できるの?
そうです!これらは並行して行い、妊娠に向けて行動することを妊活といいます。
しかし妊娠を目指す努力の仕方はたくさん方法がありますが、実際に妊娠に至る方法は次の3つしかありません。
この記事では妊娠を考えている妊活初心者の皆様へ、基本的な妊娠するための方法をまとめました。
3つの妊娠方法
妊娠に至るプロセスは大まかに次の三つです。
- タイミング法を主体とした自然妊娠
- 人工授精
- 体外受精
では、この3つの方法がどんなものなのかを簡単にお話ししたうえで、それぞれの治療のポイントとメリットデメリットをお伝えします。
タイミング法を主体とした自然妊娠
世の中にもっとも多い妊娠方法がこの方法です。
基礎体温をはかることが必須です!
病院にかかる場合とかからない場合のさらに2パターンに分かれます。
通院不要のタイミング法
病院にかからない場合は、自宅で基礎体温を測り排卵期を予想し性交渉をします。
この方法は自己流妊活です。
この方法で1年以内に妊娠する、というのが自己流妊活の目安の一つ。
1年以上たっても妊娠しない場合は通院をおすすめします。
病院に行くタイミングについてはこちら↓
治療としてのタイミング法
病院に行く場合は、最初に試すのがこの方法です。
基礎体温表と内診をもとに排卵のタイミングを教えてもらえます。
「治療」というより病院での「指導」というほうがしっくりくるかもしれません。
教えてもらったタイミングに合わせて性交渉をするといういたってシンプルな方法です。
ここに排卵促進のための注射や薬が出されることもあります。
病院に行く前に、数周期分の基礎体温表を用意しておくとよいでしょう。
タイミング法のポイント
- 基礎体温を測る
- 排卵期が予想できる
- 夫とタイミングを合わせた性交渉を行う
メリット
- 簡単で費用不要
- 自分でできる、通院してトライする、のどちらかを選べる
- 夫の当事者意識が芽生えやすい
デメリット
- セックスレスや性交障害のある夫婦には不向き
- 不妊要因(排卵障害や機能不全、病気などを含む)がある場合、結果が出にくい
- 高齢で妊娠を目指す場合は、自然妊娠にかかる時間を待てない場合もある
人工授精
「人工」とありますが、実は自然妊娠に限りなく近い方法です。
タイミング法の次に提案される方法で精子を採取し、排卵期の女性の体内に入れるだけの治療です。
排卵を確認でき、精子に受精能力があると、この治療をするのが一般的です。
- 費用:おおよそ2万円くらい
- 回数:3回から5回程度トライして妊娠しなければ次のステップ(体外受精)を薦められることが一般的です。
人工授精の前後で妊娠しやすくする注射や薬が出されます。
人工授精のポイント
- 排卵機能があることが条件(卵管閉塞や排卵障害の人には向きません)
- 精子に受精能力がある
- 月に数回通院できる
メリット
- 不妊治療の中では料金が安い方
- 排卵機能を病院で確認してもらえるので、正確なタイミングで受精を試みることができる
- 通院回数が少ない(月に3回程度)
- 痛みが少ない
- セックスレスやEDなど、夫婦生活が困難な夫婦でも妊娠を望める
デメリット
- 通院が必要で料金がかかる
- 採精(精子を採取すること)の必要がある
- 排卵のタイミングに合わせて通院する必要がある
- 自然妊娠とさほど妊娠率が変わらない
- 排卵日を見誤った場合は治療できないこともある
体外受精ART・IVF
手術によって卵子を体外に出し、採取した精子と掛け合わせ、受精が認められた卵を女性の体内に戻す方法です。
いわゆる「高度生殖補助技術(ART:Assisted Reproductive Technology)」と呼ばれるものです。
体外受精はIVF(IVF:InVitroFertilization)とも呼ばれることが多いので、この略称も覚えておくといいですね。
体外受精の基礎知識
まず、薬や注射で卵子を育て、排卵直前に卵子を取り出します。
これを採卵というよ
あらかじめ採取した精子と掛け合わせて受精させ、決められた段階まで到達した受精卵(胚)を体内に戻します。
精子の状態によっては顕微授精になることもあります。
妊娠率:18%から35%(年齢や胚の状態によって異なります)
最も妊娠率の高い方法です。
近年は出生する赤ちゃんの16人に一人が体外受精によって生まれています。
1クラスに2人いる、と言うとイメージしやすいでしょうか。
体外受精のポイント
- 月に10日以上通院する
- 治療費が高額である(50万円程度:助成後は20万円程度になります)
- 手術をする
メリット
- 最も妊娠率が高い方法である
- セックスレスやEDなど夫婦生活に困難がある人も妊娠を望める
- 精子側に問題(元気な精子が極端に少ないなど)があっても妊娠することが可能
- 体内に戻せる胚がたくさんできた場合は、凍結保存が可能
デメリット
- 月に10回以上の通院が必要
- 高額である
- 手術が必要で痛みを伴う
- 卵子の状態によっては採卵できない場合もある
- 採卵と受精が成功しても胚として育たなければ失敗
まとめ
妊娠するための3つの基本的な方法をお伝えしました。
- 自然妊娠
- 人工授精
- 体外受精
それぞれ治療のポイントをふまえ、メリットデメリットなどを比較しながら、自分にあった方法を選びましょう!
妊活は就活と似ています。
就活の際、業種や職種をある程度限定してからそれぞれの会社へアプローチしますよね。
業種をまたいで併願してもいいし、この道1本で進める!と決めてもいいですよね。
妊活も同じで、この3つを掛け合わせて進んでもいいし、1本に絞って活動してもいい。
ただし、妊活も就活と同じでタイムリミットがあります。
リミット内に結果が出せるよう、この3つの基本を知って、妊娠へのアプローチの手数を多くしておきましょう!
同時に体質改善も忘れないでね!
コメント