この記事を読んでいるあなたは、妊活を始めたばかりでしょうか?それとも、一通りの不妊治療をしたけど結果が出ず治療をお休み中とか?
私は紆余曲折を経て42歳で自然妊娠し出産まで至ったのですが、やっぱり自然妊娠が理想的!と体感しました。
人工授精であれ体外受精であれ、生まれてくる子に差はないですし、妊娠の経緯については出産時にはまったく聞かれません。
どんな方法でも妊娠には変わりないですが、自然妊娠はなんといっても理想的!実は妊娠に至る一番の近道であることも多いのです。
そこで!この記事でお届けするのは自然妊娠を目指す場合の4つの基本と、具体的に何をすべきか、不妊治療を経て結果的に自然妊娠で子供を授かった経験談をお届けします!
自然妊娠の基本4つ
- 自然妊娠とはなにかを正しく理解する
- 妊娠可能期間がどのくらいであるかを知る
- 自身の排卵期を知り、妊娠可能期間を割り出す
- 妊娠可能期間に夫と性交渉する
えええ???そんなの当たり前じゃん!基本中の基本じゃん!
と思ったそこのあなた!
そうです!そうなんですよ!やっぱり何事も基本です。40代だってやっぱり基本なのです。
基本に立ち返ることで、私は3年の妊活を成功で終わらせることができました。みなさんの参考になれば、と思いますので、どうぞ最後までお読みください。
自然妊娠を正しく理解する
自然妊娠とは「夫婦生活をして妊娠に至る」ことです。
妊娠はどんな方法であれ(人工授精であっても体外受精であっても)、成熟した卵子が排卵されたところに精子が出会うことで成り立ちます。
自然妊娠を目指す人は、排卵期に性交渉を行うことが必須です。
妊娠可能期間を知る
妊娠可能期間は排卵二日前から排卵後24時間、約3日間です。1回の生理周期約28日中3日間が妊娠可能な期間となります。このタイミングで精子が送り込まれなければなりません。卵子に出会えるのがこの3日間で、この期間を逃すと著しく妊娠率が下がります。
卵子の寿命は24時間、精子は3日間と言われていますが、年齢が上がるともっと短い可能性もあります。
排卵期を知り妊娠可能期間を割り出す
自然妊娠の仕組みを簡単に理解したら、今度は自身の排卵期を把握して妊娠可能期間を割り出しましょう。
基礎体温は測っていますか?
自身で排卵期を知るためには、こつこつと基礎体温を測る以外ありません。プラスワンとして排卵検査薬を使用し、より正確に排卵時を知ることもおすすめです。
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妊娠可能期間に性交渉する
妊娠可能期間が割り出せたら、さあ、いよいよです‼いつやるの?今でしょ!(古い?)という状況を作りましょう。次の見出しで詳しくお伝えします。
妊娠率から見る夫婦生活の頻度とは
自然妊娠の妊娠率をご存じですか?
- 避妊なしの夫婦生活をしている20代の人は、1年以内に8.9割
- 高齢出産になる35歳から妊娠率は下がり始め、40歳では3割程度です。
さて、この「1年間避妊なしの夫婦生活をしている」という言葉の意味をよ~く考えてみましょう!
「1年、避妊なしの夫婦生活をする」とは、言い換えれば「定期的に性交渉があり、排卵期にもタイミングが合ってセックスできる生活を1年送れる」ということです。
3日と空けず夫婦生活があるカップルであれば、自然と排卵期にも性交渉をしているでしょう。気力体力があり、仲睦まじいのはなによりです!そのような家庭は特に「妊活」を意識しなくてもそれぞれの年齢に応じた妊娠率で妊娠に至ることができるでしょう。
しかしながら、我が家は晩婚だったこともあり、夫婦ともに「避妊なしの夫婦生活を年間通してする」なんて体力も気力も根性もなく、まったく無理でした。
だから「妊活」をしたわけです。実際多くの夫婦が「3日と空けず性交渉するなんて無理ゲー」と思っていますよね。
自然妊娠するためのセックスの回数
3日と空けずじゃんじゃんセックスできません!そんな夫婦はどうすりゃいいの?
実際いつ何回すればいいの?実にセンシティブな話題ですが、切り込んでいきますよ!
理想は妊娠可能期間の3日間毎日です。
できれば、うち1日は朝もがんばれるといいですね。できなければ、排卵二日前と排卵当日の2回をおすすめします。
精子の生存期間は約3日間。
排卵二日前であれば、排卵したばかりの卵子を待ち構えることができ、もし排卵が1日早まった場合も対処できるからです。
排卵当日でタイミングを取れれば、卵子と精子が出合い頭に会うということになり、双方とも新鮮です。
つまり、排卵二日前は「待ち伏せ」、排卵当日は「出合い頭」を狙うということです。
卵子も精子もフレッシュに越したことはないので、タイミングを合わせて、夫婦で協力し合うことが大切です!
そうはいってもね、このセックスまでの道のりが大変なんですよ、雰囲気つくりとかもう疲れたわ、というレス気味の夫婦はこちら
自然妊娠最強説
ミズガメは人工授精で妊娠したことがります。精子を体内に入れるとき、クリニックの先生がエコーを見ながら「あ、ちょうど今、排卵してるよ~」ととてもうれしそうに言いました。
そこにタイムリーに精子が落ち会えて妊娠したのです。つまり「出合い頭」ですね。
そのときは残念ながら流産してしまったのですが、このときの先生の言葉から、タイミングの大切さを痛感して、その後自然妊娠にトライし成功しました。
自然妊娠した際、この先生は「強い卵子が出てきたときにちょうどよくタイミングが合ったんだね。なによりなにより。それが一番!」と言ってくれました。不妊治療専門のクリニックの先生ですら、やはり自然妊娠にかなうものはないのだと言っていました。
まとめ
- 自然妊娠の基本4つをおさえる
- 夫との性交渉を効果的に行う(排卵二日前と当日が必須)
- 卵子と精子の出会いは「待ち伏せ」か「出合い頭」 それ以外では出会えない!
妊活は、就活と同じで、「無駄な時間を過ごさず、より有効な方法を用いて最短で結果を得る」が理想です。
妊活が煮詰まっている人、いろいろやり過ぎて、何が何だか分からなくなっちゃった人、妊活にちょっと疲れちゃった人……。そんな人はぜひ、もう一度基本に立ち返ってみてください。
自然妊娠が有効で最短な妊活結果になる人も多い(不妊治療をお休みしたら、その周期で妊娠した人多数)ので、基本に立ち返ることこそが「急がば回れ」になるかもしれませんよ。
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