体外受精成功のカギはこれ!黄体ホルモン管理の重要性とは?膣座薬が肝だった!

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黄体ホルモン 体外受精

3年にわたる妊活で、私は体外受精を一度経験しています。

残念ながらその治療では妊娠しなかったのですが、そのとき『もし知っていたら結果が違ったかも……』とそんなふうに思うことがたくさんあります。

また、さまざまなクリニックのホームページでは、体外受精についてとても分かりやすく説明されているけれど、そのほとんどが院内データですので、どうしても病院によってばらつきが出てしまいます。

それに、体験者目線で書かれているものは少ないですよね。

そこでミズガメさんは考えました!

院内データしか各クリニックは載せられないのであれば、素人の私がいくつかのデータをまたいだ体験者目線の記事を書こう!

一般的なデータや情報を引用しながら、体験者の見解も加えてお話ししますので、あなたの成功につながりますようにお手伝いできるかと思います!

この記事では、妊活治療の体外受精について、終盤にあたる「黄体管理」を分かりやすく教えちゃいます。

妊活、特に高齢出産の方には大事なポイントだよ!

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体外受精(IVF)の流れ

はい!ちょっとおさらいします。体外受精と一口に言っても、生理1周期をかけて行う治療ですから様々な過程があります。簡単に見てみましょう。

 

①体外受精をしたいと医師に申し出る
卵巣刺激(卵巣刺激についての記事はこちら)
採卵(採卵についての記事はこちら)
媒精・受精・細胞分裂(媒精についての記事はこちら)
⑤新鮮胚移植(初期胚移植か胚盤胞移植)・使われなかった胚の凍結
黄体管理
⑦妊娠判定

これら一連の流れを「体外受精(IVF)」と言います。

この中の「黄体管理」がとても大事な治療ですので、次の見出しでお伝えします。

黄体管理の重要性

移植も終わって、ほっと一息。

あとは無事に着床してくれるのを待つばかり。そんな段階までやってきました。ここでもう少し治療があります。それが黄体管理です。

黄体ホルモン

画像リンク元:http://www.kameda-ivf.jp/ja/iroha/ovary/index.html

卵子を包んでいる卵胞が、排卵後に変化したもので、子宮内膜を維持するホルモン(黄体ホルモン・プロゲステロン)を出してくれます。このイラストだと⑥の状態が黄体です。

排卵後、黄体となった元卵胞は、妊娠に向けて子宮環境を整えるホルモンを出し、14日後には⑦の白体となって消失します。

つまり、一時的なホルモン分泌器官です。卵胞はただのラッピングではないのですね。

妊娠が成立しなかった場合は子宮内膜がはがれて生理となります。

そういえば、小学校・中学校の授業でそんなの習ったな~と思い出す人も多いのでは?

自然妊娠と体外受精の黄体の違い

黄体ホルモン

画像リンク:https://www.ferring.co.jp/infertility/treatment/in_vitro.html

これが採卵時の卵胞内の様子です。

  • 自然排卵であれば、卵子だけが卵管采に取り込まれ、卵胞は卵巣の中で黄体に変化します。
  • 体外受精(IVF)での黄体管理

しかし、体外受精では、卵胞内の卵胞液ごと卵子を取り出します。

卵巣刺激や採卵によって機能が低下しているため、黄体を作りにくくなります。黄体が作られないと必要なホルモンが分泌させません。

体外受精の場合は、黄体からのホルモンが不足するため、妊娠に向けて、ホルモンの補充をする必要があります。それが「黄体管理」です。

注射、内服薬、膣座薬などで黄体を補充します。

膣座薬の使い方

膣座薬

画像リンク:https://stat.ameba.jp/user_images/20181030/18/hanabusa-clinic/08/33/p/o0600040014293935962.png

 黄体管理でよく使われるのが「膣座薬」です。

「座薬」という言葉からもお分かりかと思いますが、膣に入れるタイプの薬です。「座薬」自体が久しぶりの人も多いですよね。子供のころ高熱が出たときに使ったのが最後という人がほとんどでは?

膣座薬の使用方法

  • 使用前に手指をきれいにし、包装から取り出す
  • 外陰部を清潔にする
  • 座薬を人差し指と中指ではさむ。あるいは、人差し指の上に乗せる
  • 中腰になり、座薬のとがったほうから膣内に入れ、深く挿入する

 膣座薬の利点と注意

膣座薬にはこんな利点があります。

  • 食事やほかの薬剤などの影響がなく、効果が一定に保たれる
  • 吐き気があるときでも服用できる
  • 内服剤で出るような胃腸障害を起こさない

逆に注意点はこちら。

  • 高温や水分で溶けやすい
  • 高温になるところには置かない(30℃以下)
  • 濡れた手で触らない

膣座薬使用感レビュー

膣座薬

私の場合は、採卵した日から13日間、朝と夜の2回ずつ膣座薬を使用しました。

はっきり言ってとても不快な薬です。

入れるのはタンポンみたいなものなので、数回やってみれば、コツが分かってきますから、さほどストレスではないですよ。

でもね、入れたあとが問題!これが、溶けて流れ出てくる!!けっこうな量で出てきます。

たらーっと。経血でもない、おりものでもない、初めての感触のものが出てきます。「うえ~っ!」っていう声まで出ちゃう(笑)その感触が不快なのもさることながら、こんなに出てきて平気なの?と心配になりましたが……大丈夫だそうです。

流れ出てしまうので、膣座薬を入れた後、15分程度は横になることが薦められていますが、なかなかそうはいかないですよね。

私は軽い日用のナプキンを当てていました。

朝は起き上がる前、夜は寝る前に、どちらもベッドで座薬を入れるようマイルールを作ると、服用し忘れを防げますよ。

体外受精移植後の流れ

採卵まではほぼ毎日の通院、本当におつかれさまでした。

採卵と移植が終わると、通院回数はぐっと減ります。移植後は黄体管理と妊娠判定のこの2つのステップを残すのみです。

通院回数

体外受精通院回数

私の場合は、移植後から判定日までの通院は2回でした。

27日と30日に注射のために病院に行っています。翌月3日の判定日で体外受精治療が終了です。

まとめ

不妊治療なかでも特に体外受精は理解することが難しいことも多く、調べれば調べるほどいろんな情報があるので、挑戦するのに億劫になってしまいがちかもしれません。

私は、体外受精では結果が出ませんでしたが、確実にこの治療をしたからこそ、のちの妊娠につながったと感じています。

調べたり勉強したりすると、面白くなってきますし、興味が湧けば、治療に積極性をもって取り組めますよ!

今回はこちらをお伝えしました!整理して心の準備にお役立てくださいね!

  • 黄体管理は黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充する治療
  • 体外受精では、黄体ホルモンの分泌が不十分になるために、黄体管理が必要
  • 注射・内服薬・膣座薬が処方される
  • 膣座薬は使い方のコツがある
  • 移植後の通院は数回

ここまでくると、あとは妊娠判定を待つばかりです!毎日の膣座薬をがんばって!!!

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